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それは昭和28年、春まだ浅い日のことだった。都一の創業者 村田良雄は工場の入口に立ち、出勤してくる社員たちを丁重な礼をもって出迎えた。それが毎朝の慣わしだった。

定刻どおり朝礼を終えると、村田はいつものように中華そばの製造に取り掛かった。とその時、麺を裁断する器具の刃が目詰まりを起こし、まっすぐに裁断するはずの麺がどういうわけかクネクネと曲がって出てくるではないか。

「あれっ、故障かな?」 この忙しい時に困ったもんだ、と村田は舌打ちし、目詰まりを起こした刃の修理を始めた・・・。
「ん、待てよ。」 目詰まりの原因を調べている時、ふとひらめいた。この故障を逆手に取って、わざと曲がった麺が出てくるように仕向けたら?? 

その日から、村田の苦闘が始まった。一日の仕事が終わると機械を分解し、新たな部品を試作して取り付けては壊す・・・。そんな実験を数ヶ月繰り返した後、切り刃から出てきた麺にタイミングよく抵抗をかけることにより、ウェーブのかかった屈曲麺を産み出すメカニズムの開発に、遂に成功したのであった。それまでは「手もみ」で麺を縮れさせていたものを、機械化することで数十倍のスピードで屈曲麺の製造が可能となった。この製法は屈曲麺製法と名付けられ、特許技術として公開されることとなった。

昭和30年代に花開いた“即席めんブーム”。その系譜を辿れば、“都一の中華そば”に行き着く。そして、このブームを蔭で支える基本技術こそが、屈曲麺製法だったのだ・・・。 

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「懐かしの中華そば 12食セット」は、昔ながらの製法による中華乾麺と最高級スープ(しょうゆ・みそ各6袋)を組み合わせた特別セットです。
「麺を油で揚げないこと」、「余計な添加物は使用しないこと」という創業以来のこだわりに沿って作られた乾麺と、だしの効いたスープのハーモニーを是非お楽しみください。  

 

 

  

 

本商品のスープ包装等は時期などにより異なります。

        

 「懐かしの中華そば 12食セット」発売にあたって

当社の中華そばは、しばしば「インスタントラーメンの魁」、「即席めんの“祖先”」などと言われます。巷に数多くの中華麺が溢れる中で、そのような評価を頂けるのはとてもうれしいことです。

とはいえ、都一の中華そばは決して「即席めん」ではありません。昭和30年代以降、時流に乗って、油で揚げたインスタント麺が市場を席捲する中、麺を油で揚げないノンフライ麺を黙々と愚直なまでに作り続けてきました。また、特許を取得し、その技術を公開したものの、実を言うと当社にメリットは殆どありませんでした。むしろ特許を巡る諸問題に頭を悩ませることも多かったのです。

しかし、この屈曲麺製法が世に広まり、即席めんブームが生まれ、ラーメンの歴史の1ページに都一の名前があることこそが、袋麺のパイオニアとしてのささやかな誇りです。恐らく、40代以上の方であれば、この中華そばセットは、「それぞれのノスタルジア」を感じさせてくれる特別料理となるに違いありません。

          都一株式会社 社員一同

 

 

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